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2009年11月06日

やさしい簿記講座~第9回

やさしい簿記講座~第9回


昨日は、やさしい簿記講座~第9回の日でした。

講義の中でもお話しました通り
最近めっきり冷え込んできて
風邪などひきやすい環境になっています。
是非試験当日までの約10日間
体調管理に気をつけてくださいね

と言いながら、かく言う私が昨日は
風邪気味の状態で、(クシャミ連発などで)
途中お聞き苦しい点がありまして
大変失礼を致しました。

さて、昨日の内容ですが、前半の講義部分では

売上原価の算定
 三分法(売上原価勘定で算定する方法)
 分記法
伝票
 3伝票制
 5伝票制

をやりました。
これでめでたく全ての項目を
学習したことになります。
あとは、学習したものを
どれだけ復習するかですね。



売上原価の算定については
10月24日のブログで取り上げてますので
そちらでもう一度確認をしておいてください。

ということで、今回は伝票について見ていきましょう。

伝票制度には2つあって、簡単にまとめると

 1.3伝票制
  (1)入金伝票 ・・・ 現 金××× / 〇 〇××× (現金入金)
  (2)出金伝票 ・・・ 〇 〇××× / 現 金××× (現金出金)
  (3)振替伝票 ・・・ 〇 〇××× / 〇 〇××× (その他の取引)

 2.5伝票制
  (1)売上伝票 ・・・ 売掛金××× / 売 上××× (売上取引)
  (2)仕入伝票 ・・・ 仕 入××× / 買掛金××× (仕入取引)
  (3)入金伝票 ・・・ 現 金××× / 〇 〇××× (現金入金)
  (4)出金伝票 ・・・ 〇 〇××× / 現 金××× (現金出金)
  (5)振替伝票 ・・・ 〇 〇××× / 〇 〇××× (その他の取引)

こんな感じだったですね。






つまり、3伝票制の場合は
仕訳を見たとき、
 ・まずその中に現金勘定があるかどうかに着目!
 → 現金勘定があったら、現金は借方か?貸方か?
    ・借方なら              → 入金伝票
    ・貸方なら              → 出金伝票
 → 現金勘定がなかったら、即   → 振替伝票





一方、5伝票制の場合は
仕訳を見たとき、
 ・まずその中に売上勘定、仕入勘定があるかどうかに着目!
 → 売上勘定があったら      →  売上伝票 (相手勘定は必ず売掛金にする)
 → 仕入勘定があったら      →  仕入伝票 (相手勘定は必ず買掛金にする)
 → 売上勘定も仕入勘定もなかったら
           ↓
    ・現金勘定があるかどうかに着目!
      → 現金勘定があったら、借方か?貸方か?
          ・借方なら         → 入金伝票
          ・貸方なら         → 出金伝票
      → 現金勘定がなかったら  → 振替伝票


もう一回言うと

 3伝票制は 現金勘定があるかどうかに着目!
 5伝票制は 売上勘定、仕入勘定があるかどうかに着目!
        ない場合は、現金勘定があるかどうかに着目!

ということになります。

伝票制度を定着させるために
次回はちょっと簡単な練習問題をやってみましょう。
      




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