はまぞう › 癒しの税理士 ブログ編 › 簿記・会計 › 簿記講座~冬の陣

2011年12月17日

簿記講座~冬の陣

簿記講座~冬の陣


またまた日商簿記3級の講義
始まりました。

試験が実施される2月26日までは
受講生の方の復習に役立つような
内容を掲載していきたいと思います。

「現金」は2回目の講義でやった内容です。

現金勘定を使うものとして
お札や硬貨がありますが、その他に

 ・他人振出小切手 
 ・送金小切手
 ・郵便為替証書
 ・配当金領収証
 ・期限到来後の公社債利札

があります。
これらはすべてすぐにお金に換えられるものということで
簿記では現金として扱います。

しかしこの中で、他人振出小切手
については注意が必要です。

他人振出小切手とは、読んで字のごとく
自社以外の会社などが振り出した小切手のことです。

これが自己振出小切手、つまり自社が振り出した小切手
である場合はどうなるでしょうか?

この場合は、当座預金勘定を使います。

そしてもうひとつ、受け取ったのは他人振出小切手ですが
それをすぐに当座預金に振り込んだ場合はどうでしょう。

この場合も、当座預金勘定を使います。

つまり

Q1)
 A社に商品150円売り上げ、代金として同店振り出しの小切手を受け取った。

A1)
 現   金  150 / 売   上  150

Q2)
 A社に商品150円売り上げ、代金として自社振り出しの小切手を受け取った。

A2)
 当座預金  150 / 売   上  150

Q3)
 A社に商品150円売り上げ、代金として同店振り出しの小切手を受け取り、
 すぐに当座預金に預け入れた

A3)
 当座預金  150 / 売   上  150

と、なります。

小切手には要注意です。


タグ :現金

同じカテゴリー(簿記・会計)の記事

上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。

削除
簿記講座~冬の陣
    コメント(0)