簿記講座~決算手続き③
「大変!今月は決算だ!」の図
先日の
”簿記講座”では
決算手続きをやりましたが、
その中でも、重要なものとして
・
貸倒れ
について、もう一度おさえておきましょう。
貸倒れについては、
2年もののストーリーでおさえておきましょう。
1年目・・・
貸倒引当金の設定
決算を迎えて、売掛金の内容を確認していたら
「このうちこれくらいは
もしかしてもらえないかも」
というものが出てきました。
そこでその
もらえないかもの部分を貸倒引当金として設定
することにします。(設定金額:500円)
ここで、ひとつ注意すべきことがありました。
「
すでに設定されている貸倒引当金がいくらあるか」
でしたね。
例えば、いま100円しか貸倒引当金の残高がなければ
足りない400円を追加で設定しましたね。(差額補充法)
したがって、仕訳は
貸倒引当金繰入 400 / 貸倒引当金 400
(費用勘定)
次に、
2年目・・・
実際に貸倒れ発生
次の年に「やっぱり得意先が倒産して
もらえないことが確定」!
という状況になってしまった。
この場合、もらえなくなった売掛金について
・
いつ発生した売掛金なのか
・もらえなかった金額と引当金を設定した金額の
どっちが多いのか
によって、仕訳が違ってきます。
〇もし
前期(1年目)に発生した売掛金だったら・・・
(
貸倒金額200<貸倒引当金残高500)の場合は、
貸倒引当金 200 / 売掛金 200
です。
ところが、(
貸倒金額600>貸倒引当金500)の場合はどうでしょう?
貸倒引当金 500 / 売掛金 600
貸倒損失 100 /
(費用勘定)
ですね。
つまりもらえなかった600円のうち500円はもらえないことを予測して
貸倒引当金を設定していたので、貸倒引当金500を充当する(減らす)。
あとの100円は、予測できず貸倒引当金を設定してなかったので
貸倒損失(費用勘定)を計上する。
ってことでしたね。
〇もし
当期(2年目)に発生した売掛金がもらえなかった場合は・・・
当期に発生した売掛金については、当然1年目の決算の時には
なかったものなので、貸倒引当金は設定されていません。
したがって、仕訳は
貸倒損失 600 / 貸倒引当金 600
(費用勘定)
というように、全額、貸倒損失を計上するわけです。
ということで、貸倒れについてはこのように
2年もののストーリーでおさえておきましょう!
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